銀座【着物4074】本場結城紬 練色 亀甲詰(反端 証紙付)

落ち着いた練色が近いでしょうか、灰黄みを帯びたオフホワイトの地に墨黒の細かな亀甲絣を詰めた本場結城紬です。かちりと合わせられたシンプルな絣文が整然と並ぶこちらのようなお品は、少し前ですと男物として扱われていましたが、現代ではその凛として端正な趣きが多くの女性に好まれていますね。産地としての生産量が激減した現在では飛び柄や無地などが主流となっており、ベタと呼ばれるこちらのような総柄の亀甲絣は絣にも製織にもとりわけ手がかかるため、新しいお品は殆ど見られなくなったと聞いております。遠目からは無地感覚でありながらも景色に独特の揺らぎが感じられる、精緻な100亀甲の稀少な一点、帯の背景としても万能で、季節の染め帯から織りの八寸、モダンな洒落袋など様々な帯合わせをお楽しみ頂けそうですね。国の重要無形文化財に指定される昔ながらの技法を守り、大変な手間と時間をかけて制作される本場結城紬…そのふっくらとして軽やかな風合いの素晴らしさは、やはりお召しになってこそ実感頂けるもの。ぜひこの機会にお手に取ってご覧くださいませ。

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銀座【着物4073】芝崎圭一作 着物 柴染色 無地(反端 紙札付)

父である芝崎重一さんと共に、拘り抜いたものづくりを続けておられる群馬県伊勢崎在住の染織作家・芝崎圭一さんの作品です。芝崎重一さんは、糸に負担をかけぬよう、繭から丁寧に手で引き上げた赤城の座繰り糸を用い、天然染料による染め、高機による手織りによって、美しさ、そして着心地の良さを長年追究してこられた方。その真摯な姿勢を継承なさる圭一さんも、確かなお仕事による魅力的な品々を製作なさっています。こちらはやや色を深めた柴染色が近いでしょうか。紙札には「胡桃」とされていますが、私共が参考としております「和色大辞典」の胡桃色と比較しますと僅かに赤みが少なめの印象の、温かみのある茶系のお色目です。紬糸と異なり座繰り糸による紬はより滑らかで光沢があり、ドレッシーな趣きですので、合わせる帯も着用の機会もより幅広くお楽しみ頂けることと思います。ぜひこの機会にお手に取ってご覧くださいませ。

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銀座【着物4072】本場大島紬 白色 幾何文(反端 証紙付)

爽やかな白の地に点のような極細かな経緯絣によって、細長い四角形が雨縞のようにすっきりと並べられた本場大島紬です。軽やかなリズムを感じさせるモダンな表情がとても洗練された印象のお品。シンプルな景色は帯合わせを選ばず、お召しになる方の個性に合わせて様々なかたちで白大島ならではの清々しい装いをお楽しみ頂けますね。程良い光沢があり薄手で滑らかな質感の白大島は、紬としてはとてもドレッシーな印象ですので、少し華やかな洒落袋帯などをのせて頂きましたら気軽なパーティなどにもさらりとお出かけいただけそうです。これからの季節には、大島の軽さや裾捌きの良さもとりわけうれしいもの。上質な白大島をお探しの方、この機会にいかがでしょうか。青山みともさんの扱いです。

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