銀座【着物3669】羽織 若苗色 松竹梅に熨斗鶴(畳紙付)

若苗色が近いでしょうか、柔らかみのある黄緑系の地に牡丹や椿、菊花の唐草文を熨斗鶴のかたちにアレンジした愛らしいモチーフ、松葉七宝などをはらりと散らした羽織です。一枚羽織って頂くだけで装いがふわりと華やぐ、晴れやかで上品な甘さを備えており、お正月の装いなどにぜひ取り入れて頂きたい存在感のあるお品です。こちらは銀座の老舗呉服店 志ま亀さんの作。オリジナルで製作される着物や帯は、その深みのある独特の色遣い、そして女性らしい可愛らしさを生かした意匠構成で多くの方から愛されていますね。ドレッシーな織りから小紋などに合わせて、こちらのお店らしいはんなりとして朗らかな個性をお楽しみ下さいませ。

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銀座【着物3668】西村源護作 本場久米島紬 ゆうな染 着物(反端 証紙付)

2004年に国の重要無形文化財にも指定された久米島紬は、琉球王府以来の技法をそのままに、糸染めから織りまでの工程の殆ど全てを織り手が一人でこなす、紬の原点ともいえる織物ですね。こちらは透明感のある淡いグレイが印象的なゆうな染めの着物。清々しい彩りを背景に草木を染料に用いた黒みがかった焦茶を用いて、階段状のバンジョー柄を組み合わせた幾何文にハナアーシとトゥイグワーの絣を重ねたモチーフが表現されています。手の込んだ意匠が高度な技術で見事に織り出されたお品、仄かな赤みを帯びた絣足を残しながらすっきりと浮かぶそれぞれのかたちに、久米島紬らしい穏やかな温かみを感じますね。こちらは西村源護さんの作、確かな仕事や端正な絣の表情に、日本工芸会で活躍なさった作り手さんらしい洗練が光る優品です。ゆうな染めの澄んだお色には、泥染めの穏やかな黒とはまた趣きの異なる独特の魅力があり、春秋の頃にはその爽やかな美しさが一層映えることと思います。季節の染め帯や工芸色豊かな八寸などを合わせて、晩秋のお出かけにいかがでしょうか。

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銀座【着物3667】千總製 繍一ッ紋 色留袖 銀煤竹色 流水に折々の花図(落款入 小田急扱い)

僅かに色を薄めた銀煤竹色が近いでしょうか。灰みを帯びた薄茶系の地に勢いの良い流水と共に、菊花や松、楓に椿、秋草など折々の花木や料紙文が仄かな暈かしに包まれた色紙にのせて配された色留袖です。洗柿や鳥の子、灰青や霞色などの上品な淡彩を挿し色に繊細な刺繍や金彩を重ねた古典美あふれる景色が、改まったお席やお祝いの場に相応しい格調高い装いを創りだしてくれることと思います。こちらは創業460余年を誇る京友禅の老舗・千總さんの作、染めや繍いの丁寧な仕事は、染繍の様々な工程それぞれに熟練の技術を持つ専属の職人が伝統を引き継いできた指折りの老舗ならでは。色留袖としてはやや軽めの繍一ッ紋ですので、訪問着と同様に着用の機会も幅広くお楽しみ頂けますね。ぜひお手元でご覧くださいませ。

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