銀座【帯4725】西陣 織楽浅野製 夏袋帯 欧風花(反端 証紙付)

彩度をぐっと落とした薄卵色が近いでしょうか。絽目が見え隠れするさっくりとした地風の優しいベージュを背景に、光沢ある象牙色にほんのり淡いピンクベージュを添えて、優雅な花唐草文が配された夏の袋帯です。絹そのものの艶が生きる洗練された景色、煌めく金糸の縁取りを添えた立体感のある織りが、涼やかでありながらも確かな存在感を見せてくれるお品ですね。こちらは現代の空間に美しく映えるモダンな帯づくりで知られる、西陣の織楽浅野さんの作。フォーマル性が強すぎず、それでいてきちんと感のある上品な意匠の帯は、ドレッシーな織りの着物から格高の小紋、訪問着まで合わせる着物も幅広く、現代の着物シーンでは活躍の機会がとても多いことと思います。程良い透け感を残して織り上げられたお品で帯裏地は絽が合わせられています。単衣時期から夏を中心にスリーシーズンお楽しみくださいませ。

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銀座【帯4724】西陣 帯屋捨松製 粗紗八寸名古屋帯(反端 西陣証紙付)

黒みを帯びた深い藍色系の粗紗地に、帯幅いっぱいに広がる大輪の花が表現された夏の八寸名古屋帯です。白鼠色や薄鈍色などグレイの濃淡に、藍鼠色や滅紫色、濃藍色や岩井茶色などシックな彩りを添えたお品、大胆な構図とクールな色遣いが「花」というモチーフの甘さを抑え、洗練された大人の表情を見せてくれますね。さっくりと隙間を空けて織り上げられた粗紗の八寸は、芯が入りませんので軽く通気性が良く、盛夏には手放せないもの。西陣の名門機屋 帯屋捨松さんのお品はとりわけ夏らしい風情や朗らかな存在感のあるお品が揃っていますね。色柄、質感共に見るからに涼しげな一点。上布や夏大島など夏の織りや絽の小紋などの装いにいかがでしょうか。

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銀座【帯4723】八重山上布 九寸名古屋帯(反端付)

やや彩度をあげた蒸栗色が近いでしょうか。淡く優しい黄色系の地にほっそりとした不規則なライン、シンプルな緯絣を添えた辛子色の横段を置き、竹節を思わせる唐茶色の経絣を重ねた九寸の名古屋帯です。こちらはこの地に自生する様々な草木を染料として苧麻糸を染め、手機で織り上げられる沖縄・石垣島の八重山上布。経糸に紡績の苧麻糸、緯糸には手績みの苧麻糸を用いることで生まれるひんやりとした手触りが、暑さをすっと和らげてくれる涼味豊かな一点です。藍や福木、紅露など草木から得た瑞々しい彩りが、苧麻糸の透明感と共に清澄な景色をつくるお品。夏空に映える爽やかな表情が、上布や夏紬などの装いを朗らかに引き立ててくれることと思います。ぜひこの機会にお手に取ってご覧くださいませ。

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