
銀座【帯5579】紗 袋帯 鳥の子色 牡丹丸文
鳥の子色が近いでしょうか。仄かに黄みを帯びたオフホワイトの紗を背景に、柿色や深い赤、象牙色に金糸を用いたふっくらとした唐織で、牡丹の花葉を丸文のかたちに置いた夏の袋帯です。富貴の象徴として称えられる華麗な花を端正にまとめた美しいモチーフが印象的なお品。透け感のある薄い紗とボリュームのある織りのコントラストが、景色をより立体的に引き立て、また夏衣ならではの清涼感を印象づけていますね。絽や紗の格高の小紋から付下げ、訪問着など薄ものの社交着に合わせて、上品な華やぎと高い格調を備えた装いをお楽しみくださいませ。
この商品のONLINESHOPページを見る銀座【帯5578】夏紬地 染名古屋帯 黒色 熱帯魚の図
さっくりと織り上げられた透け感のある黒の紬地に、ツノダシやクマノミ、ハタの仲間やチョウチンアンコウでしょうか。色とりどりの熱帯魚たちがのんびりと泳ぐ姿が表現された、心弾む夏の染め帯です。すっきりと白く抜いたかたちに、熱帯の魚らしい鮮やかな彩りをふわりと置いたお品。それぞれの魚たちのなんとも言えず剽軽な表情が実に微笑ましいですね。残念ながら作り手さんに繋がる情報がございませんが、大らかでほのぼのとした個性が冴える色構成に、高い技術を感じさせる優品。単衣時期から夏を通して、夏紬や薄ものの小紋、木綿や上布など様々な着物に合わせて、上質なカジュアルスタイルをお楽しみいただけることと思います。
この商品のONLINESHOPページを見る銀座【帯5577】龍村平蔵製 夏 本袋帯 濃藍色 銘「タイ聖樹文」
贅を尽くした帯づくりで知られる西陣 龍村美術織物さんのお品の中でも最高峰として名高い「龍村平蔵製」龍村錦帯は、高島屋さんのオリジナルとして制作される逸品揃い。上代の宝物、名物裂、また南蛮由来などその出自も多種多彩なモチーフが、高度な織技を駆使して表現されていますね。今回のご紹介は銘「タイ聖樹文」本袋帯。濃藍色が近いでしょうか。明るさを残した深い藍色系の紗織り地に、煌びやかな瓔珞文やタイシルクに見られる端正な幾何文が、金銀糸や華麗な彩りと共に浮かび上がるお品です。以前ご案内した平蔵さんの「タイ聖樹文」では胴前はタレ先と同じシンプルな幾何文のみでしたが、こちらのお品はお太鼓柄と同様に色糸を取り入れた柄付けで、より贅沢で晴れやかな印象ですね。平蔵さんの夏帯独特のさっくりとしてしなやかな地風のお品。単衣時期から夏を通して、様々な場面で活躍してくれることと思います。
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