銀座【着物3544】宮古上布 着物 紗綾型文

苧麻から繊維を取りだし、苧績みと呼ばれる糸作り、そして絣を締めて藍で染め、製織、、気の遠くなるような時間と手間をかけ、扱いの難しい手績みの苧麻糸のみで織り上げられた贅沢な布・宮古上布は、気品香る美しさと夏衣としてこの上ない着心地から、夏織物の最高峰として知られています。こちらは製織されてからやや年月を経たアンティークで、緯糸の絣のみで紗綾型のモチーフが大らかに織り出されたお品。精緻な絣柄に代表される洗練を極めた現代の宮古上布や、彩り豊かな草木染めとはまた趣きが異なるものですが、緯絣ならではの柔らかな描線で表現された大胆なモチーフがとても印象的な、アンティークならではの魅力ある一枚です。風情ある染め帯などを合わせて、どこか懐かしさを誘うクラシックな夏の装いをお楽しみ下さいませ。

この商品のONLINESHOPページを見る

銀座【着物3543】中西秀典作 花織 単衣 着物 本藍染 横段(反端 証紙付)

象牙色が近いでしょうか、僅かに黄みを含んだオフホワイトの地に一面繊細な花織を置き、ほっそりとした藍濃淡の横段をアトランダムに配した単衣の着物です。緯糸を浮かせた花織から生まれる陰影と絹糸の光沢が瑞々しい美しさを放つお品、所々から浮かび上がる清澄な藍の色は徳島の藍師 佐藤昭人さんの阿波藍のすくもによる天然灰汁醗酵建てによるもので、優しい白と冴えた藍のコントラストが実に清々しい一枚ですね。こちらは藍染めや天蚕、野蚕など絹糸の研究で知られる中西秀典さんの作品。たっぷりと手をかけられた布ならではの品の良い存在感、そして着心地の良さを幅広い場面でお楽しみ頂けることと思います。帯合わせも様々に、爽やかな装いをお楽しみ下さいませ。

この商品のONLINESHOPページを見る

銀座【着物3542】紋紗 道行コート 柿茶色 流水に楓

紅葉を思わせるような華のある橙系のお色は柿茶色が近いでしょうか。流水に楓の地紋が仄かに浮かぶ紋紗の地に、地紋と重ねるように緩やかな流れと楓の葉が散らされた道行コートです。淡い彩りに細い銀彩の煌めきが涼やかなお品、防寒のための羽織ものが不要な季節にも、外出時に着物や帯を守るために塵よけとして一枚羽織って頂くと安心ですが、こちらのように存在感のある美しいコートでしたら装いをぐんと引き立ててくれて、道中が楽しくなってしまいますね。お探しの方、ぜひこの機会にお手に取ってご覧くださいませ。

この商品のONLINESHOPページを見る