銀座【帯4132】浦野理一作 経節紬 名古屋帯 無地 黒鳶色

日本各地の伝統的な染織技法やその歴史についての深い理解をもとに、吟味された素材と妥協のない仕事によって、その一つ一つを最高のかたちで再現なさった染織家・浦野理一さんの作品です。この方の着物や帯を語る際に欠かせないものが経節紬。経糸の大きな節があちこちに顔を覗かせる野趣のある布味が印象的な無地の着物や帯は、今も多くの方から愛されていますね。こちらは黒鳶色が近いでしょうか、僅かに赤みを含んだこっくりと深い茶系の名古屋帯。海老茶色や栗皮茶色に比べますとより明度を落とした落ち着いたお色目で、合わせる着物の色を問わず、仄かに映る静かな赤みが装いに上品な華やぎを運んでくれることと思います。小紋や紬の装いを温かくまとめてくれる浦野さんの経節の帯、この機会にどうぞお手に取ってご覧くださいませ。

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銀座【帯4131】西陣 川島織物製 本袋帯

亜麻色の地に七宝花菱や波文、切り箔や花唐草など様々な古典意匠を几帳のかたちに配した本袋帯です。朱や緑、薄紫や薄鼠、辛子など様々な彩りが織り込まれていますが、金糸の輝きのベールに包まれたような表現によって全体がほんのりと溶け合って、とても柔らかな景色が生まれていますね。こちらは西陣の老舗機屋 川島織物さんの作、上質な素材を高度な技術で製織した本袋帯は、しなやかで軽い締め心地の良さでも定評がありますね。正統派古典意匠の高い格調を備えたお品、合わせる着物の色柄を選ばず、格高小紋から訪問着、紋付などに合わせて晴れやかなお席に安心してお使いいただけることと思います。

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銀座【帯4129】縮緬地 染袋帯 淡い薄花色 竹に南天の図 

明度を上げた薄花色が近いでしょうか、やや紫みを含んだ水色系の縮緬地にすっくと伸びる竹や南天の姿が描かれた染めの袋帯です。瑞々しい竹を彩る鮮やかな千歳緑、たわわに実った南天の晴れやかな紅白、所々にさされた凛々しい濃藍…主張のある個性的な色遣いに細く金彩を効かせた景色は、いわゆる染め帯の範疇を超えた重厚な趣きを備えており、独特の力強い筆が表現する清々しい新春の風景に心洗われるような感がいたします。こちらには落款が入っておりませんが、色構成には江戸友禅作家・久呂田明功さんの作品の個性を感じさせます。格調と洗練を備えた染め帯の逸品、上質な紬や小紋はもちろん、紋付色無地や付下げなどの装いにも充分に合わせて頂けそうですね。お正月のお出かけにいかがでしょうか。

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