銀座【着物2907】本場結城紬 黒色 縞 (反端証紙付・しつけ付)

紬ならではの温もりのある黒の地に、微塵縞や細縞など密度の異なる縞を並べた本場結城紬の着物です。お色目も柄ゆきもとてもベイシックなものだからこそ、本結城ならではの上質感がより際立つ一枚、お召しになる方や年齢をえらばず、また帯合わせも幅広くお楽しみ頂けそうですね。本場結城紬は真綿から人の手でゆっくりとつむがれた特別な糸を経緯に用い、熟練の技術を持つ方々の手間暇を惜しまぬ丹念な仕事によって生み出される贅沢な織物です。あらゆる工程で丁寧な手仕事を尽くすことで、ふっくらと軽く暖かく、奥深い光沢を備えた絹という素材の素晴らしい特質が遺憾なく引き出された極上の布、秋から冬へと向かうこれからの季節にはとりわけ頼もしさを感じますね。こちらのようなシンプルモダンな縞は、ありそうでなかなか見かけないように思います。お探しの方、どうぞこの機会にお手元にお呼び下さいませ。

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銀座【帯3543】浦野理一作 縮緬地 染名古屋帯 葡萄の図

やや赤みを控えた白茶色が近いでしょうか、こっくりとしたベージュの縮緬地に金箔や焼箔を散らし、重ねて大胆な構図でゆったりと葡萄が配された染め帯です。こちらは日本各地の紬織から紅型や藍染め、そして手描友禅等々あらゆる技法に対する深い理解をもとに、極上の素材と丹念な手仕事による贅沢な着物や帯を遺された染織家・浦野理一さんの作。この方の手描友禅のお品は小袖を思わせる華麗な訪問着に代表されますが、帯のかたちとなりましてもその迫力は変わることなく、袋帯と並べても遜色のない重みを感じますね。箔をふんだんに用いていますが、焼箔の寂びた趣きが金箔の華やぎを程良く抑えており、画像のような紬に合わせてもすっと受け止めてくれる懐の広さを備えたお品。装いの主役となる存在感を持ちながらも、合わせる着物次第で様々な表情をお楽しみ頂けそうです。段々とご紹介の機会も少なくなってきている浦野さんの作、この機会にいかがでしょうか。

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銀座【帯3542】金城涼子作 首里花倉織 名古屋帯 (反端証紙付)

柔らかな絹の光沢が清々しい象牙色の地に、茶鼠や淡黄、秘色など草木染めによる澄んだ淡彩の横段と共に繊細な花倉織が配された名古屋帯です。細い糸による緻密な表現に首里の織物らしい洗練が香るお品、明るくも控えめな色遣いですので合わせる着物を選ばず、紬はもちろんドレッシーな織り、紅型など帯合わせの難しい小紋などをすっきりとモダンに引き立ててくれることと思います。こちらは金城涼子さんの作、所々にさり気なく絽目が入った織りですので、気温が上がる春先から単衣時期、秋口などに爽やかに映えることと思います。ぜひこの機会にお手に取ってご覧くださいませ。

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