銀座【帯4918】本場黄八丈 八寸名古屋帯(反端 証紙付)

本場黄八丈の色は八丈刈安・椎と泥染め・マダミから得た三色。それぞれ大変に手のかかった染めによる深い彩りを組み合わせて、様々な縞や格子が手機で織り上げられます。こちらは経糸には温かみのある黒や金茶、白や藍墨茶、唐茶を縞に置き、緯糸には赤褐色を通した八寸名古屋帯。黄八丈の三色のバリエーションから選ばれた、中間色を含むシックな色たちがシンプルながら凛々しく端正な景色を創り上げています。黄八丈の基本となるそれぞれのお色はどれもしっかりとした個性を備えていますが、こちらでは明るめの黄色はアクセントとして分量は少なめです。落ち着いた白を主調としていますので着物とも合わせやすく、またお使いになる方や年齢を問わずお楽しみ頂けそうですね。一目見てそれとわかる黄八丈ならではの深みある色が、カジュアルな八寸帯ながら力強い存在感を見せてくれるお品。上質な絹糸を手機でしっかりと織り上げた黄八丈の帯はとてもしなやかで扱い易く、締め心地の良さにも定評があります。木綿や紬、小紋などの装いにぜひお試し下さいませ。

この商品のONLINESHOPページを見る

銀座【帯4917】刺繍 袋帯 黒色 唐花文

黒色の地に細やかなドロンワーク、金銀糸によるレース編みのような複雑な表現など様々な刺繍の技法を用いて、華麗な唐花文を中心に鳳凰や松藤などの花木を繊細に表現した袋帯です。洗柿色や亜麻色、秘色色に利休白茶色など静かな趣きの淡彩が、金銀の煌めきを優しく引き立てるお品。ひと針ひと針繍い取られた華やかな景色には、手間暇をかけたお仕事ならではの贅沢な存在感、そして織りの帯とはまた少し異なる洒落みが光っていますね。お呼ばれやお出かけの機会が増えるこれからの季節、格高小紋から色無地、訪問着などの装いにいかがでしょうか。

この商品のONLINESHOPページを見る

銀座【帯4916】浦野理一作 経節紬地 染名古屋帯

ごく深い濃藍色の経節紬の地に象牙色が近いでしょうか。やや黄みを帯びた優しい白で繊細な牡丹唐草文がすっきりと染め抜かれた名古屋帯です。力強い糸味、古い藍の型染めのおおらかさをそのまま写したモチーフはこの上なく野趣豊かなものですが、手に取って眺めたときのその気品に満ちた表情に驚かされます。こちらは日本各地の伝統的な染織技法やその歴史についての深い理解をもとに、吟味された素材と妥協のない仕事によって、その一つ一つを最高のかたちで再現なさった染織作家・浦野理一さんの作。繊細な描線を繋いだ美しい型が、大きく節だった紬地に見事に染め上げられた景色の、凛として清々しい美しさに圧倒されますね。染め織りの双方にこの方の個性が光るとりわけ贅沢なお品、同じ浦野さんの紬はもちろん、画像のように力のある様々な紬織の着物たちをしっかりと受けとめてくれることと思います。ぜひお手元でご覧くださいませ。

この商品のONLINESHOPページを見る