銀座【着物3523】国指定重要無形文化財 喜如嘉の芭蕉布 着物(紙札付)

沖縄の風土が育てる極上の素材 芭蕉布は、王族から庶民までこの地に住む全てのひとの身を包む大切な衣として伝えられてきたもの。戦後一旦は生産が途絶えてしまった状況から、良く知られる通り平良敏子さんを中心とする方々の尽力によって見事な復興を遂げた、沖縄の宝ものですね。材料となる糸芭蕉の栽培に三年を費やし、二百本もの木から取り出した繊維を細く裂いては結んで糸をつくり、絣を括り…機にかけるまでにも長い長い時間と手間をかけ、その後乾燥に弱く切れやすい糸を丹念に手機で織り上げることでようやく布となる芭蕉布。その技術は国の重要無形文化財に指定されています。今回のご紹介は棒形のアイスバーに由来するというケーキ柄の着物。ナチュラルな淡いベージュの地に楽しい棒アイスのかたちが、車輪梅の茶と琉球藍の絣による端正なモチーフとなって綺麗に整列しており、素朴ながらどこかモダンな絣が、この布の野趣ある美しさを力強く引き立てていますね。触れればひんやりと冷たく、独特のしっかりとした張りによって身体からふわりと離れ、熱を逃がし風を呼んでくれる清々しい布、この着物と一緒ならばどんな猛暑もさらりとくぐり抜けられそうです。

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銀座【着物3522】宮古上布 着物 立涌文

経緯共に細く細く手で績まれた極上の苧麻糸を用い、絣を締めて琉球藍で染め上げ、乾燥に弱く切れやすい糸を宥めながら精緻な絣を手機で織り上げる…全ての工程で人の手と時間とを惜しみ無く費やした夏衣の最高峰 宮古上布の着物です。心許ないほどの薄さでありながら程良く身体から離れてふわりと風を通す張りを備え、触れればひんやりと冷たく、暑気を払うような清冽な存在感を見せてくれる極上の布ですね。こちらは独特の深い藍の地に点のような蚊絣の地抜きによってシンプルな立涌文が並べられたお品、最近では段々と見かけなくなってきている伝統的な紺上布です。強烈な夏の陽差しの下でこそ際立つその気品あふれる美しさを、ぜひこの機会にお手に取ってご覧くださいませ。

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銀座【着物3521】日本工芸会正会員 樋口隆司作 絹縮 着物「晨光」(端布 証紙付)

地色の印象はぐんと明度を落とした虫襖色が近いでしょうか。経糸には鉄色を中心に紫の濃淡や金糸雀色、緯糸には黒色の糸を用いて、シンプルな縞を置いた夏着物です。暗い地色を背景に細縞に置かれた鮮やかな紫と黄色が等間隔で入れ替わる景色は、個性的な色遣いも相俟ってどこか幻想的。晨光とは仄かに明るい夜明けの光を指すそうですが、白い襦袢を透かした深い彩りが、夜明け前のしんと静まった空気を感じさせてくれることと思います。季節の染め帯から工芸色豊かな織り帯など、どのような帯をのせてもすんなりと受け止めてくれる着回しのきく一枚、こちらは小千谷縮や小千谷紬などこの地の優れた技法を生かし、上質な着物や帯を制作なさる日本工芸会正会員・樋口隆司さん率いる樋口織工藝社さんの作です。「麻の小千谷縮の清涼感を再現した」と説明されている通り、細かなシボのあるさらさらとした地風はほんのりと透けて肌に付かず、単衣時期から夏を通して涼やかな装いをお楽しみ頂けそうですね。ぜひこの機会にお手に取ってご覧くださいませ。

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銀座【着物3520】絽 付下げ 墨色 流水に撫子の図

墨色が近いでしょうか。仄かな紫みを含んだ深いグレイ系の絽地に、ほっそりとした光琳水と共に葦や撫子、菊花などがさらさらと表現された夏の付下げです。時を経て褪めたような淡い朱や緑の色も趣深く、水辺に佇む清楚な撫子を中心とした風情豊かな景色が、見るひとにも涼やかな秋の風を運んでくれることと思います。訪問着よりは一歩引いた感のある付下げは、少し改まったお出かけから華やかなお席まで、活躍の機会も多いもの。季節感あふれる美しい社交着、ぜひこの機会にお手に取ってご覧くださいませ。

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銀座【着物3519】上布 着物 練色 桐唐草文

練色が近いでしょうか、ほんのりと色味を含んだオフホワイトの地に藍濃淡の二色を用いた蚊絣で、ほっそりとした桐唐草文が象られた上布の着物です。こちらは紡績糸を用いたお品で産地等に繋がるものはございませんが、糸が細く薄手でしなやかな風合いの上質なお品で、ふわりと風をはらむ張り、ひんやりとした触感など上布独特の涼やかな着心地を運んでくれます。夏の白は見るからに清々しいものですが、爽やかな藍の色が小さく添えられることで一層の清涼感が重ねられたお品、炎天下でもふと暑さを忘れさせてくれるような装いをお楽しみいただけることと思います。麻着物は水にも強くお家でも簡単なお手入れならば可能ですので、汗ばむ季節にはなにかと安心ですね。この夏のお出かけにいかがでしょうか。

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銀座【着物3518】染一ッ紋 絽 付下げ 黒茶色 折々の花の作土文

黒茶色が近いでしょうか。やや赤みを帯びた焦茶系の絽を背景に、撫子や鉄線、菊花に橘、梅に竹など折々の花を作土文の形に配した、染一ッ紋の付下げです。花々には様々な色差しがなされていますが、どこか枯れた趣きで地色に馴染みの良い落ち着いた彩りお色目が選ばれており、全体にシックな雰囲気ですっきりとまとめられています。濃いめのお色は薄ものですと白い襦袢をほんのりと透かし、より涼しげな印象となりますね。やや控えめで上品な趣きの付下げは、少し改まったお席から華やかなお呼ばれまで何かと重宝いただけることと思います。ぜひお手に取ってご覧くださいませ。

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