銀座【着物2611】日本工芸会正会員 藍田正雄作 紬地江戸小紋 涅色 武田菱 (落款入・反端付)

江戸小紋の第一人者として知られた日本工芸会正会員・故 藍田正雄さんの作品です。こちらは柿渋染の落ち着いた色味が趣深い亜麻色の紬地に、シックな涅色で極型の武田菱が染め上げられたお品。表面に節のある紬地に糊置きをする作業はとりわけ難しいと言われており、経緯にぽつぽつと浮かぶたくさんの節を見るにつけ、そのご苦労が想像されます。とはいえ、枯れた味わいの色が生きるのは上質な紬だからこそ。藍田さんの冴えた腕から生まれる景色はやはり格別ですね。底至り、という言葉を思い起こさせる洗練された世界、燻し銀のような静かな美しさが、着る人を凛と引き立ててくれることと思います。

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銀座【着物2610】銀座志ま亀製 小紋 丁子色 山葡萄に文箱の図 (反端付)

丁子色が近いでしょうか、肌色みを帯びた温かなベージュ系の地に、山葡萄を添えた小さな文箱がさらりと描かれた小紋です。こちらは銀座の老舗呉服店・志ま亀さんのお品。自社の工房で一点一点制作される上品な着物や帯、その選び抜かれた美しい彩りやはんなり優雅で洒落みある意匠は多くの方から愛されていますね。今回のご紹介は志ま亀さんのお品の中では比較的落ち着いた色遣いの一枚、細い筆で丁寧に描かれた葡萄の実に秋の訪れを感じます。地色を生かした季節感のある飛び柄小紋ですので、染め帯を合わせて頂けば普段のお出かけに、また少し格高の袋帯を合わせて頂けば気軽なお茶席など、様々な場面でお楽しみ頂けることと思います。

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銀座【着物2609】染五ッ紋 黒留袖 刺繍 花の丸 (心斎橋 小大丸扱い)

様々な技法を用いた贅沢な刺繍で、椿や桜、牡丹に橘、蘭に菊花、松竹梅の丸文を置いた五ッ紋の黒留袖です。大阪の名店・心斎橋 小大丸さんによる確かな仕事が為された最高級の第一礼装、黄櫨染・老竹色など色遣いは抑え目ですが、黒の地から立体的に浮かび上がる繍いの迫力に目を奪われますね。腰から裾へと広がる華麗な景色に黒留袖ならではの重厚な存在感が滲む逸品です。お探しの方、ぜひこの機会にお手に取ってご覧くださいませ。

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銀座【着物2608】日本工芸会正会員 平山八重子作 紬織着物 銘「ほたる」(栞付・銀座もとじ畳紙付) 

日本工芸会正会員として活躍なさる平山八重子さんの作品から、枯野色から利休白茶色のグラデーションを背景に辛子色から銀鼠色へと色を移す細段を置き、小さな絣模様を並べた紬織の着物です。「ほたる」の銘の通り、小さな蛍が佇んでいるような端正な緯絣が優しいお品、繊細に心配られた色遣いと高い構成力に作家作品ならではの存在感が際立っていますね。現在活躍していらっしゃる紬織作家さんは、人間国宝・宗廣力三さんのご指導の下、郡上工芸研究所で学ばれた方が少なくありませんが、平山さんもそのお一人です。温かくも凛として心地良い緊張感を備えた作品からは、作家さん独自の卓越した才はもちろんのこと、厳しく廉潔な生活の中で宗廣さんから受け継がれた、お仕事への誠実な姿勢が真っ直ぐに伝わってまいります。ご紹介の機会も少ないと思われる特別な一点、ぜひこの機会にお手に取ってご覧くださいませ。

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銀座【着物2607】菊池洋守作 八丈織 着物 (栞付・畳紙付)

やや灰みを強めた紫水晶色が近いでしょうか、ウィステリアミストの清澄な彩りが美しい無地感覚の着物です。こちらは今年の3月に逝去の報が届いた菊池洋守さんの作品。柳悦博さんに師事、のちには白洲正子さんにもその才を認められたこの方が、八丈島の工房で丹念な手仕事を重ねて一反一反織り上げた布は八丈織と名付けられています。コブナグサ・タブノキ・椎と泥染めによる三色からなる黄八丈とは異なり、菊池さんの織りは洗練された淡彩やシックなニュアンスカラーが美しく、精緻な綾織や吉野織によって表現された陰影豊かな景色は絹糸の光沢が最大限に活かされており、いわゆる紬織とは一線を画すエレガントな上質感をお楽しみ頂けますね。綾織による極細かな文様が光の加減で浮かんでは消えるドレッシーな表情のお品、合わせる帯も幅広く様々な機会に活躍してくれることと思います。今後ご紹介の機会も難しい名品、ぜひお手に取ってご覧くださいませ。

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銀座【着物2606】人間国宝 福田喜重工房作 付下げ (落款入・反端付)

洗柿色から柴染色への柔らかな暈かしを背景に仄かに棚引く金銀の霞、重ねて光の粒を散りばめたような切箔散らしが袖や肩裾を彩る付下げです。シンプルな無地感覚のお品ですが典雅な色遣いや暈かしの柔らかさ、そして金銀箔の際立った美しさに、人間国宝である福田喜重さん率いる工房ならではの技術が冴え渡っています。着物そのものの主張は抑えていますが、有職文や上代裂など重厚な古典意匠の帯から洗練されたモダンなモチーフの帯等々、どのような帯もすっと受け止めてくれる確かな力を備えたお品。格調高く優雅な表情が、様々な場面で着る人をしっかりと支えてくれることと思います。

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