銀座【帯6216】国画会 岡本紘子作 型絵染 九寸染名古屋帯(タグ付)
冥色が近いでしょうか、小さなドットが散りばめられたやや暗めの青の紬地に、煉瓦色や辛子色、灰色に松葉色など落ち着いた彩りをふわりとのせて、愛らしい花々やふっくらとした円みが微笑ましい蝶、様々なかたちの葉っぱや小枝などが表現された型絵染の名古屋帯です。こちらは国画会会員・岡本紘子さんの作品。岡本隆志さん・紘子さんご夫妻はかつて芹澤けい介さんに師事、現在はお二人揃って国画会を代表する染色作家として活躍なさっています。岡本紘子さんの作品の魅力は、誰もに童心を思い起こさせてくれるようなほのぼのとした優しさ。こちらの帯もそんな岡本さんらしい温かな個性を存分にお楽しみ頂ける、表情豊かな一点。小さなモチーフの一つ一つのを象る型彫りのラインは愛らしくも力強く、丁寧な手仕事が尽くされたお品ならではの存在感は、どのような着物もしっかりと受け止め、上質なカジュアルスタイルを創ってくれることと思います。小さな葉っぱたちの色味にどこか秋を感じさせる素敵な染帯。銀座もとじさんの扱い、ぜひこの機会にご覧くださいませ。
この商品のONLINESHOPページを見る銀座【帯6214】浦野理一作 縮緬地 九寸染名古屋帯 浅葱鼠色 茶屋辻文
日本各地の紬織から紅型や藍染め、そして手描友禅等々幅広い技法への理解をもとに、極上の素材と丹念な手仕事による贅沢な着物や帯を遺された染織家・浦野理一さんの作品です。こちらは浅葱鼠色が近いでしょうか。青みがかった淡いグレイ系の縮緬地に、古典的な茶屋辻紋様が表現された染名古屋帯。濃藍色や白橡色を中心に滅紫色や潤朱色などを添えて、家屋や網干、桜や松など折々の花木と共に水辺の風景がお太鼓一杯に描かれています。風景のモチーフ、深い藍を主調とする色遣いも伝統的な茶屋辻を踏襲しており、浦野さんらしい力強い筆致とも相まって、帯の一景とは思えない見事な迫力を感じさせますね。この方の手描友禅のお品は小袖を思わせる重厚な訪問着に代表されますが、こちらのような作品を手に取りますと、帯という小さな面積の中にもその圧倒的な存在感がそのままにあることに驚かされます。染め帯ながら少し改まった装いにも通用する晴れやかな格調を感じさせる優品。上質な織りの着物から格高小紋、付下げなどの装いに合わせて、気品香る大人の装いをお楽しみ下さいませ。
この商品のONLINESHOPページを見る銀座【帯6213】龍村平蔵製 本袋帯 礪茶色 銘「とばえまき錦」
贅を尽くした帯の代名詞とも言える「龍村平蔵製」の本袋帯は、西陣の名門 龍村美術織物さんと高島屋 さんの共同制作による特別な逸品、龍村錦帯として扱いも限られる最高峰のブランドですね。上代の宝物から名物裂、南蛮由来など出自も様々な多彩かつ個性的なモチーフが自在に用いられていますが、今回のご紹介は名高い国宝「鳥獣戯画」に材を取った銘「とばえまき錦」本袋帯。礪茶色が近いでしょうか。やや黄赤みを帯びた茶系の地に鳥獣戯画の楽しい世界が繰り広げられています。絵巻の中では相撲を取ったり弓を引いたりと、なかなか大変そうな動物たちですが、平蔵さんが選んだこちらの場面では勝負はおしまい。手に手に素敵な品々を持ち寄ってお祝いの準備でしょうか。いそいそとしてとても楽しげですね。細い筆による画の滑らかな描線が、金糸に様々な彩りを乗せたラメ糸を添えた精緻な織りによって見事に表現された、龍村さんならではの高度な技が光る優品。穏やかな背景色から繊細な煌めきと共に浮かび上がる動物たちが、装いに飄々とした遊び心を添えてくれること思います。ドレッシーな織りの着物から小紋、軽めの社交着などに合わせて平蔵さんの帯らしい品格ある洒落みをお楽しみくださいませ。
注) 礪茶(とのちゃ)色
銀座【帯6212】久呂田明功作 縮緬地 九寸染名古屋帯 浅蘇芳色 花鳥の図(落款入)
灰みを強めた浅蘇芳色が近いでしょうか。暗めのサーモンピンク系の縮緬地を背景に、雲間から覗くような形で灰梅色の場を取り、辻が花調の花鳥が表現された九寸染名古屋帯です。柔らかな色味をより優しく引き立てる絞りの滲み、ほんのりとした色遣いをすっきりと引き締める繊細なカチン描きの細線…深い紫や藍、緑に鈍い芥子色など、アクセントとなるお色目も落ち着いたトーンで整えられており、全体を包む優美な雰囲気に上品な女性らしさを感じますね。こちらはかつて浦野理一さんの仕事を支えたことでも知られる先代からの作風を受け継ぎ、重厚で存在感のある着物や帯を創り続けてこられた江戸友禅作家・久呂田明功さんの作。この方の作品は迫力ある江戸友禅、そして絞りを用いた典雅な辻が花とに大きく二分されますが、今回のご紹介は後者のお品ですね。丁寧な絞りの描線、そして好ましい甘さを備えながらもどこか枯れた趣きの静かな色遣い、確かなお仕事から生まれる久呂田さんならではの個性が、紬や小紋などの装いを温かく彩ってくれることと思います。ぜひこの機会にお手に取ってご覧くださいませ。
この商品のONLINESHOPページを見る銀座【帯6211】西陣 川島織物製 本袋帯
秘色をさらに深めたような静かなブルーを経糸に、緯糸には金箔を所々に散らした同色の平箔糸を通した地に、額縁のように切り取られた装飾的な窓にそれぞれ、唐草や花々と共に中世の絵画を思わせる世界が映し出された華麗なフォーマル帯です。それぞれ背景に物語を感じさせる豊かな風景が精緻な織りで表現されたお品。ふんだんに用いられた金糸を主調として、爽やかな洋の彩りを効かせた優雅な景色は、晴れのお席に相応しい重厚な存在感を備えつつも、古典的な和の紋様とはまた趣きの異なる軽やかさを感じさせ、社交のお席の装いをモダンに引き立ててくれることと思います。こちらは西陣を代表する老舗機屋・川島織物さんの作。上質な素材を用いて高度な技術で織り上げられた本袋帯は、その軽くしなやかな締め心地でも定評があります。様々なシーンで心弾む着こなしをお楽しみいただけそうなフォーマルの優品、ぜひこの機会にお手に取ってご覧くださいませ。
この商品のONLINESHOPページを見る銀座【帯6210】本場黄八丈 八寸織名古屋帯 黒色 無地(反端 証紙付)
八丈島に伝わる黄八丈は、島に自生する八丈刈安、マダミ、そして椎と泥染めから得た金茶、鳶、黒の3色の糸を用い、手機で織り上げられる上質な絹織物です。上記を材として、多大な手間と体力を要する作業を20回から40回も繰り返すという難儀な仕事を重ねて染め上げられた美しく堅牢な色は、どのお色目も眩しいほどの艶やかさを備えており、その輝きをそのまま映し出した織りの景色には、他にはない個性が感じられます。こちらは黒色無地の八寸名古屋帯。椎の樹皮で十数回下染めした後、泥に浸けて更に4、5回染め重ねる、という作業を繰り返す、とりわけ手が掛かり難しい黒染め。加えて草木染による無地のお品は糸の色斑などがとりわけ目立ちやすく、染め織り共に大変な気遣いがなされていることと思います。黄八丈の黒は深々として艶やかで、様々な色味を奥底に含んだニュアンス豊かな表情が魅力ですね。また底光りのする八丈ならではの色を引き立てるどっしりとして陰影豊かな地風は、とてもしなやかで扱い易く、締め心地の良さにも定評があります。どのような色柄もすっきりと引き締めてくれる黒の無地帯は、お手元にご用意いただくととても重宝なもの。ぜひこの機会にお手に取ってご覧くださいませ。
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