
銀座【帯5581】西陣 川島織物製 絽 本袋帯
金糸によるほっそりとした水草を浮かべた淡いクリーム色の絽を背景に、様々な風景文を配した雪輪文をふわりと配した夏の本袋帯です。金糸による表現を主調として所々爽やかなブルー系の濃淡色を置いたお品、それぞれ網干に葦や楓、橋に松菊、流水文など爽やかな水辺の景色が、装いに清涼な華やぎを運んでくれることと思います。こちらは西陣を代表する名門 川島織物さんの作。上質な素材を用いて高度な技術で織り上げた川島さんの本袋帯は、格調高い意匠や洗練された色柄のみならず、締め心地の良さやお太鼓の美しさでも定評がありますね。どのようなお席にも安心してお使いいただける夏のフォーマルの優品。改まったお席や華やかなお呼ばれにいかがでしょうか。
この商品のONLINESHOPページを見る銀座【帯5580】洛風林製 袋帯
銀の細い平箔を絡めた節糸が所々浮かび上がらる宍色の地に、鴇色を添えた二重の格子を置き、優しいオフホワイトや金糸によって花や唐草と共に連珠文が並べられた袋帯です。法隆寺伝来の蜀江錦の一つとして名高い上代のモチーフを、上品な淡彩と個性的な質感でモダンに表現したお品。大人ピンクのシックな甘さが重厚な古典意匠を軽やかに引き立てて、新鮮な魅力を引き出していますね。こちらは古今東西を問わぬ膨大なデザインの蓄積から生まれる多様な意匠を、西陣の老舗機屋の手で製織する洛風林さんの作。時代の先を走る帯づくりで知られる作り手さんならではの、洗練された洒落みが光る一点です。独特の素材感は格調を備えつつも遊びを感じさせ、上質な無地紬やドレッシーな織りの着物から、画像のような小紋、少し改まったお席のための装いまで、様々な着物に合わせてお楽しみいただけることと思います。銀座の老舗呉服店 越後屋さんの扱い、ぜひお手に取ってご覧くださいませ。
この商品のONLINESHOPページを見る銀座【帯5579】紗 袋帯 鳥の子色 牡丹丸文 
鳥の子色が近いでしょうか。仄かに黄みを帯びたオフホワイトの紗を背景に、柿色や深い赤、象牙色に金糸を用いたふっくらとした唐織で、牡丹の花葉を丸文のかたちに置いた夏の袋帯です。富貴の象徴として称えられる華麗な花を端正にまとめた美しいモチーフが印象的なお品。透け感のある薄い紗とボリュームのある織りのコントラストが、景色をより立体的に引き立て、また夏衣ならではの清涼感を印象づけていますね。絽や紗の格高の小紋から付下げ、訪問着など薄ものの社交着に合わせて、上品な華やぎと高い格調を備えた装いをお楽しみくださいませ。
この商品のONLINESHOPページを見る銀座【帯5577】龍村平蔵製 夏 本袋帯 濃藍色 銘「タイ聖樹文」
贅を尽くした帯づくりで知られる西陣 龍村美術織物さんのお品の中でも最高峰として名高い「龍村平蔵製」龍村錦帯は、高島屋さんのオリジナルとして制作される逸品揃い。上代の宝物、名物裂、また南蛮由来などその出自も多種多彩なモチーフが、高度な織技を駆使して表現されていますね。今回のご紹介は銘「タイ聖樹文」本袋帯。濃藍色が近いでしょうか。明るさを残した深い藍色系の紗織り地に、煌びやかな瓔珞文やタイシルクに見られる端正な幾何文が、金銀糸や華麗な彩りと共に浮かび上がるお品です。以前ご案内した平蔵さんの「タイ聖樹文」では胴前はタレ先と同じシンプルな幾何文のみでしたが、こちらのお品はお太鼓柄と同様に色糸を取り入れた柄付けで、より贅沢で晴れやかな印象ですね。平蔵さんの夏帯独特のさっくりとしてしなやかな地風のお品。単衣時期から夏を通して、様々な場面で活躍してくれることと思います。
この商品のONLINESHOPページを見る銀座【帯5576】新垣みどり作 首里ロートン織 名古屋帯(紙札 証紙付)
銀鼠色が近いでしょうか。僅かな青みを含んだ淡いグレイ系の地に、青白橡色から威光茶色のグラデーションを横段に置き、更に薄藤系、唐茶系、素色系などの濃淡色を細く効かせながら、一面に緻密な道屯(ロートン)織が施された名古屋帯です。こちらは首里織の作家として活躍なさる新垣みどりさんの作品。戦後衰退した首里織の復興に大きな功績を残された大城志津子さんに師事、早逝なさったこの方の志と技術をしっかりと受け継ぎ、様々な着物や帯を制作なさっています。さざなみのように繰り返される端正な織りにのせて、落ち着いた色たちが静かに調和する美しい景色には、琉球王府の貴族や士族の衣服として洗練を極めたと言われる首里織の高雅な趣きが確かに息づいていますね。控えめな表情ながら、道屯織特有の陰影豊かな質感が上質な存在感を放つ優品。洗練された色遣いとも相俟って、紬や小紋などの装いをモダンに、そして爽やかに引き立ててくれることと思います。ぜひこの機会にお手に取ってご覧くださいませ。
この商品のONLINESHOPページを見る銀座【帯5575】西陣 織楽浅野製 夏名古屋帯(新品 西陣証紙付)
白緑色が近いでしょうか。爽やかな淡いグリーンを背景に、細く金糸で縁取られた装飾的な菱文が配された織名古屋帯「飾り花菱」です。細かな格子を浮かべたマットな地風、そして光沢豊かな絹糸によるモチーフ。質感の異なる織りを細やかに使い分けることで、白と金糸による大ぶりの菱がくっきりと華やかに浮かび上がっていますね。こちらは古典を基調としながらも、現代の空間にすっきりと映える洗練された帯づくりで知られる西陣 織楽浅野さんの作。色数を抑えた清々しくもモダンな景色が印象的なお品です。洋の趣きを感じさせる上品な洒落みと程良いきちんと感を備えた帯は、現代の着物シーンでは活躍の機会も多いことと思います。単衣時期から夏を通して小紋や付下げ、軽めの訪問着など幅広い装いに合わせて、様々な場面でお楽しみくださいませ。
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