銀座【着物2521】林宗平作 国指定重要無形文化財 越後上布 (証紙付・共箱付)

銀座【着物2521】林宗平作 国指定重要無形文化財 越後上布 (証紙付・共箱付)

程良く枯れた藍の地に、素朴な幾何文や装飾文がすっきりと並べられた越後上布の着物です。深い雪に閉ざされる冬の越後で、乾燥に弱い手績みの苧麻糸を雪の湿度に助けられながら地機で織り上げ、早春の雪晒しによって仕上げられる布は、その技術が国の重要無形文化財に指定される稀少な織物。夏でもひんやりとした肌触り、風をまとうかのようなふわりとした心地良い張り、本物の越後上布がもたらす極上の着心地は、部外者からは計り知れない厳しい仕事が生み出す贅沢なのですね。生産数が激減した今ではこちらのような繊細な絵絣は制作が難しく、今後ますますご紹介の機会も減ってくることと思います。こちらは塩沢紬や越後上布で名高い林宗平工房の先代、林宗平さんの手になる逸品、ぜひこの機会にお手に取ってご覧くださいませ。