銀座【帯3119】人間国宝 喜多川俵二作 名古屋帯

銀座【帯3119】人間国宝 喜多川俵二作 名古屋帯

父である平朗さんの技術を引き継ぎ、「有職織物」の重要無形文化財保持者として活躍なさった喜多川俵二さんの作品です。こちらは細く金糸を通した薄卵色地に松に唐草、重ねて葡萄鼠や虫襖、遠州茶でふっくらと向かい鶴文を織り上げた「松鶴丸文」の名古屋帯。柔らかな背景色に上品な華を添える控えめな金糸遣い、落ち着いた静かな色みが、この方らしい端正な織り味を一段と引き立て、装いに有職織物ならではの典雅な趣きを添えてくれることと思います。公家文化の中で洗練を極めた様式美が息づく気品豊かなお品、ドレッシーな織りの着物から格高小紋、付下げなどに合わせてお楽しみ下さいませ。