銀座【帯3126】藤山千春作 草木染 吉野間道 名古屋帯

銀座【帯3126】藤山千春作 草木染 吉野間道 名古屋帯

草木染めによる繊細な彩りを自在に操り、名物裂に由来する格調高い吉野間道を、よりモダンで洗練されたかたちへと進化させた藤山千春さんの名古屋帯です。こちらは経緯に黄橡色と黒の糸を配した地に、同じ茶系の濃淡色、藤鼠色や霞色などの優しい紫みを効かせた吉野織が整然と並べられたお品です。発色の美しさはこの方の作品の大きな個性ですが、絹糸の光沢が際立つ端正な織りによって引き出された一つ一つの色の魅力には、いつもながらすっかり惹き込まれてしまいますね。ドレッシーな紬、小紋、軽めの付下げなど合わせる着物も幅広く、装いを気品豊かに引き立ててくれる藤山さんの帯、様々な場面で作家作品ならではの上質な存在感をお楽しみ頂けることと思います。全体の色の印象としては朽葉色に近く、秋深まる頃には装いにとりわけ深い趣きを添えてくれることと思います。ぜひこの機会にお手に取ってご覧くださいませ。