銀座【着物2596】横山俊一郎作 三才山紬 (証紙付)
銀座【着物2596】横山俊一郎作 三才山紬 (証紙付)
三才山(みさやま)紬は長野県松本市近くの工房で手織られている温かみあふれる織物。柳宗悦さんの民芸運動に触発された父・横山英一さんに始まる工房を、現在は二代目である横山俊一郎さんがしっかりと引き継いでおられます。裏山の雑木林を守り、そこに自生する草木から染料を採取し、吟味した糸を丹念に染め上げ手織られる紬は、作り手の言葉にもある通り、着る人が優しく幸せな気持ちになるような温かみあふれる布として紬好きの方からもとりわけ評価の高い織物ですね。こちらは上溝桜・玉葱・山漆・栗から得た優しい彩りを細い微塵の竪縞やほんのり優しい横段に配した着物。色を薄めた亜麻色を背景に灰青や赤白橡、木蘭色や利休白茶など独特の透明感のある彩りが穏やかに並べられています。経糸には生糸、緯糸には手紡ぎの真綿糸が用いられていますので軽く捌き良くお召し頂けることと思います。ぜひこの機会にお手に取ってご覧くださいませ。