銀座【帯3133】琉球花織 名古屋帯

銀座【帯3133】琉球花織 名古屋帯

桑染色が近いでしょうか、黄みがかった薄茶の紬地に、手花織と緯浮花織を駆使して繊細な幾何文様が表現された名古屋帯です。沖縄には各地に花織が伝えられており、技法が重なる部分もあるため断定はいたしかねますが、こちらは読谷山花織でしょうか。砂色に遠州茶や桔梗鼠、鳩羽色などを柔らかく効かせた穏やかな色遣いで、地色に溶け込むように複雑な織技による洗練されたモチーフが織り込まれています。手花織によるふっくらとした絹糸の光沢、浮花織の端正な表情が装いに工芸的な彩りを添えるお品、紬や木綿などの装いにいかがでしょうか。