銀座【着物2605】大彦製 染三ッ紋 色留袖 (落款入・三越扱い)

銀座【着物2605】大彦製 染三ッ紋 色留袖 (落款入・三越扱い)

染繍の最高峰の技術が駆使された重厚な着物や帯で知られる大彦さんの色留袖です。江戸小袖を彷彿とさせる贅沢な作品は美術品としての価値を備え、高島屋さんの上品會でも一際目を惹く中心的な存在でしたね。こちらは彦兵衛さん、真造さんに続く三代目・野口彦太郎さんの作品。宗伝唐茶色が近いでしょうか、柔らかなココアブラウン系の地に力強い唐草文様と共に異国風の人物や草木、愛らしい動物たちの姿が精緻な筆と繊細な繍いによって表現されています。大彦さんの作品には実に多彩なモチーフが用いられていますが、こちらのように異国情緒を大胆に取り入れたお品はホテルなど広い洋の空間ではとりわけ美しく映えそうですね。ふとサンクチュアリという言葉を想起させる平和で祝福された世界が、晴れやかなお席をより豊かに彩ってくれることと思います。