銀座【着物2608】日本工芸会正会員 平山八重子作 紬織着物 銘「ほたる」(栞付・銀座もとじ畳紙付) 

銀座【着物2608】日本工芸会正会員 平山八重子作 紬織着物 銘「ほたる」(栞付・銀座もとじ畳紙付) 

日本工芸会正会員として活躍なさる平山八重子さんの作品から、枯野色から利休白茶色のグラデーションを背景に辛子色から銀鼠色へと色を移す細段を置き、小さな絣模様を並べた紬織の着物です。「ほたる」の銘の通り、小さな蛍が佇んでいるような端正な緯絣が優しいお品、繊細に心配られた色遣いと高い構成力に作家作品ならではの存在感が際立っていますね。現在活躍していらっしゃる紬織作家さんは、人間国宝・宗廣力三さんのご指導の下、郡上工芸研究所で学ばれた方が少なくありませんが、平山さんもそのお一人です。温かくも凛として心地良い緊張感を備えた作品からは、作家さん独自の卓越した才はもちろんのこと、厳しく廉潔な生活の中で宗廣さんから受け継がれた、お仕事への誠実な姿勢が真っ直ぐに伝わってまいります。ご紹介の機会も少ないと思われる特別な一点、ぜひこの機会にお手に取ってご覧くださいませ。