銀座【帯3262】貴久樹製 紬地袋帯 インド刺繍 更紗花文

銀座【帯3262】貴久樹製 紬地袋帯 インド刺繍 更紗花文

さらに色を深めた憲法黒茶が近いでしょうか、黒みがかった焦茶系のしなやかな紬地に、白から潤色・江戸鼠色などシックな彩りの光沢ある絹糸を用いた精緻な刺繍で、唐草風の更紗花文が表現された袋帯です。澄んだブルーを小さく効かせた美しい世界はアリワークと呼ばれる技法を中心としたインド刺繍と思われますが、眼を凝らすほどにその仕事の細かさに驚かされるお品、繊細さは変わらずともどこか優美な日本の刺繍とはまた趣きが異なる、エキゾティックな力強さが、紬や小紋の装いを個性的に引き立ててくれそうですね。特に反端等はございませんが、ゴールデンムガやタッサーなどの野蚕素材や伝統的な手刺繍など、インドを中心とするアジアの様々な染織技法を取り入れた、モダンで工芸色豊かな着物や帯で知られる貴久樹さんの作品です。ぜひこの機会にお手に取ってご覧くださいませ。