銀座【着物2740】清染居製 訪問着 春景色の図 (落款入)

銀座【着物2740】清染居製 訪問着 春景色の図 (落款入)

僅かに紫みを帯びた紺鼠色の地に枯野色の暈かしを州浜のかたちに取り、網干や小舟、松林と共に桜や松、梅や柳などの木々を添えた遠景が精緻な糸目友禅で描かれた春らしい訪問着です。熟練の技術から生まれる古典美の本道をお楽しみ頂ける気品豊かな一点、こちらは友禅で初の人間国宝に認定された故 上野為二さんの作風を受け継ぐ京加賀友禅の工房・清染居さんの作品です。極細い糸目の美しさが冴える優美な世界はやはり、茶屋辻を極めた上野家ならではの見事なお仕事ですね。工房を主宰するのは為二さんの次男・清二さんに嫁がれた上野街子さん。上野家の伝統である精緻な古典意匠を継承しながらも、そこにふわりと重ねられた上質な女性らしさが清染居さんの着物の魅力です。重みと格調を備えながらも、一歩控えた感がどなたにも好感度が高い訪問着の逸品、お茶の席や改まったお呼ばれ、お祝いのパーティなどにいかがでしょうか。