銀座【着物2806】米須幸代作 単衣 首里花織 着物 (反端付)
銀座【着物2806】米須幸代作 単衣 首里花織 着物 (反端付)
琉球王府の貴族や士族の衣服として洗練を極めた首里の織物ですが、他の沖縄の染織品と同じく明治から戦後にかけて大きく衰退しています。その伝統技術の復興に大きな功績を遺したことで知られる方が大城志津子さん。こちらは惜しまれつつも50代の若さで亡くなられた大城さんに師事、その志と技術を受け継ぐ米須幸代さんの作品です。こちらの工房では糸染めには主に植物染料が用いられていますが、こちらも藍と福木によるものでしょうか、深みのあるグリーンが美しい精緻な首里花織の単衣着物です。光の角度や浮織りの陰影によって、絹糸の見事な光沢が揺らめき輝く極上の素材感は、染め織りともに贅沢に手間暇がかけられたお品ならではのものですね。紬織りの範疇を超えた高い格調が着る人をエレガントに引き立ててくれることと思います。