上品な華のある深紫色の地に細い金糸に鶸色や浅縹、薄柿や瑠璃色、紫などヴィヴィッドな彩りを効かせて洋花文が表現された織名古屋帯です。こちらは西陣証紙No.48、存在感のある帯づくりで定評ある機屋・帯屋捨松さんの作で「リヴァプール花文」と銘されたお品。イギリスのテキスタイルをモチーフとしたものとのことで、伸びやかで愛らしい花々の姿やモダンな色遣いがとても新鮮ですね。洋の趣きをさらりと取り込んだ独特の個性はやはり捨松さんならでは。ドレッシーな織りや小紋、付下げなど幅広い装いに合わせて、洗練された着こなしをお楽しみ頂けることと思います。