銀座【帯3413】人間国宝 喜多川俵二作 織名古屋帯

銀座【帯3413】人間国宝 喜多川俵二作 織名古屋帯

薄卵色が近いでしょうか、ほんのりと黄みを帯びた優しいクリーム色の地に松唐草の地紋を置き、重ねて葡萄鼠のふっくらとした織りで向かい合った二羽の鸚鵡を丸文に配した名古屋帯です。皇后の御衣にも用いられる格調高い文様が緻密な織りで表現された典雅なお品ですが、どこか微笑ましさを感じさせる鸚鵡の表情にほっと心和みますね。こちらは父である平朗さんの技術を引き継ぎ、「有職織物」の重要無形文化財保持者として気品豊かな作品の数々を制作なさった喜多川俵二さんの作、端正な趣きながら金糸を用いておりませんので、きちんと感のある織りや小紋から江戸小紋、付下げなど幅広い装いに合わせて、様々な場面でお楽しみ頂けることと思います。ぜひこの機会にお手に取ってご覧くださいませ。