銀座【帯3500】八重山上布 名古屋帯 (反端証紙付・紙札付)

銀座【帯3500】八重山上布 名古屋帯 (反端証紙付・紙札付)

経糸に紡績の苧麻糸・緯糸には手績みの苧麻糸を用い、草木で染め、手機で織り上げられる沖縄・石垣島の八重山上布は、宮古島の上布と共に手仕事を尽くした贅沢な夏織物として良く知られています。白上布の名の通り、かつては白地に捺染の絣着尺を中心としていましたが、現在では豊富な植物染料と手括りによる多彩な染めによって、各地の上布の中でもとりわけ瑞々しい色遣いの作品が制作されていますね。今回のご紹介は沖縄県指定無形文化財保持者である松竹喜生子さんの作、藍白から青藍への様々な青の濃淡を細やかに使い別けて、縞に緯絣を重ねたナビチャーと呼ばれる絣柄が表現された夏の名古屋帯です。多彩な藍の色の美しさが、夏の強い陽差しに清々しく映えるお品、苧麻独特のひんやりとした手触りも心地良く、夏織物や上布などの装いを涼やかに引き締めてくれることと思います。