銀座【着物2898】本場久米島紬 桑染色 絣文 (反端証紙付)

銀座【着物2898】本場久米島紬 桑染色 絣文 (反端証紙付)

桑染色が近いでしょうか、鈍いカーキー系の地色に泥染めの温かみある黒で、琉球特有の楽しい絣柄が織り出された本場久米島紬の着物です。2004年に国の重要無形文化財にも指定された久米島紬は、琉球王府以来の技法をそのままに、糸染めから織りまでの工程の殆ど全てを織り手が一人でこなす、紬の原点ともいえる織物ですね。良く知られているのはサルトリイバラと車輪梅、そして泥媒染による穏やかな黒の色ですが、こちらはまた少し趣きが異なる、草木染めによる明るい彩りが印象的な一枚。島内で採取できる植物から得た染料で染め上げた彩りがとても朗らかな趣きですね。綺麗に揃った絣足の美しさが高い技術や丁寧な手仕事を物語る力ある一枚、作家物などの個性ある帯もしっかりと受け止め、久米島らしい工芸色豊かな装いをお楽しみ頂けることと思います。