銀座【帯3541】日本工芸会正会員 岩井香楠子作 型絵染 名古屋帯「出船」(畳紙付)

銀座【帯3541】日本工芸会正会員 岩井香楠子作 型絵染 名古屋帯「出船」(畳紙付)

香色が近いでしょうか、こっくりとしたベージュの紬地を雲取りの絞りで別け、雲間から眺めるような視点で波に浮かぶ色とりどりの帆掛け船が表現された名古屋帯です。こちらは日本工芸会正会員として活躍なさる型絵染作家 岩井香楠子さんの作品。小倉遊亀さんに師事、のちに藝大で学んだ日本画の素養、人間国宝 鎌倉芳太郎さんから習得した紅型の技法…超一流の師に育てられた岩井さんの天稟は、日本画とも紅型とも異なる「型絵染」というかたちで見事な花を咲かせています。帆をいっぱいに風を受けて賑やかに港を出て行く美しい船の姿に、岩井さんのルーツの一つである紅型の影響が色濃く感じられる力ある一点、「出船」にはおめでたい門出の意もありますので、さりげない祝意を表す装いにもお使い頂けますね。上質な紬や小紋にあわせて、個性豊かな作家作品ならではの心弾む装いをお楽しみ下さいませ。銀座もとじさんの扱いです。