銀座【帯3547】誉田屋源兵衛作 名古屋帯

銀座【帯3547】誉田屋源兵衛作 名古屋帯

深々とした黒の地に金銀糸や焼箔糸を用いて、大胆な構図で蔓葉や実を表現した織りの名古屋帯です。糸瓜のようにも思われますが、葉のかたちを見れば瓢箪でしょうか。生き生きとした花葉の下には重そうなどっしりとした実が横たわる、迫力ある景色がとても印象的なお品です。こちらは京で280余年の歴史を持つ老舗 誉田屋源兵衛さんの作。常に新たな挑戦を続ける当代の鋭敏な感性は良く知られており、卓越した染織技術を駆使した個性的な帯で名高い西陣指折りの名機ですね。鈍い輝きと共に浮かびあがる景色は、時を経て古びたような独特の味わいを見せており、名古屋帯とは思えないような格調と洒落みを感じさせます。ドレッシーな織りの着物や小紋などはもちろん、上質な紬などにさらりと合わせても現代的な着こなしをお楽しみ頂けますね。やや薄手の地風ですので単衣時期から秋頃までのご使用に適しているように思います。ぜひこの機会にお手に取ってご覧くださいませ。