銀座【着物2938】二代目 上野為二作 染一ッ紋訪問着 牡丹鼠色 暈かしに松文 (落款入)

銀座【着物2938】二代目 上野為二作 染一ッ紋訪問着 牡丹鼠色 暈かしに松文 (落款入)

京友禅の名門・上野家の四代目として活躍なさる上野真(二代目上野為二)さんの作品です。この方は友禅染の技術で重要無形文化財保持者に認定された祖父 上野為二さんの作風を汲み、茶屋辻など端正な風景を中心とする精緻な糸目友禅の作品を、究極の技術をもって世に出しておいでです。こちらは牡丹鼠色が近いでしょうか、灰みを帯びた淡い紫の地にほんのりと濃淡の暈かしを置き、無数の松が極細い糸目で丹念に表現された訪問着。草色や蘇芳香色、青褐色系のグラデーションで色を挿した世界は静謐ながら心地良い緊張感に満ちており、古典美を極めた迫力ある景色はどのような場面でも確かな存在感を見せてくれることと思います。ぜひこの機会にお手に取ってご覧くださいませ。