銀座【帯3577】誉田屋源兵衛製 袋帯 

銀座【帯3577】誉田屋源兵衛製 袋帯 

黒糸が経節のように見え隠れする銀地を背景に、金糸やモダンな彩りを効果的に用いて、正倉院裂として良く知られる葡萄唐草文が大胆なアレンジで表現された袋帯です。鈍く煌く金銀糸に洗練された華が光るお品、高い気品を備えながらも独特の野趣を感じさせる景色がとても新鮮ですね。こちらは創業以来280年余の歴史を持ち、当代の鋭敏な感性を卓越した染織技術がかたちとした個性的な帯で名高い老舗・誉田屋源兵衛さんの作。綿密な計算と丁寧な仕事が尽くされた帯の数々は、一見どんなに斬新であっても根底には正統派古典の格調が息づいているように思います。選りすぐった贅沢な素材、複雑な織技を自在に操って制作される誉田屋さんの帯は、独特のモダンな存在感があり、画像のような都会的な作家作品に合わせていただくのはもちろん、例えば色無地や江戸小紋、また帯合わせに悩むドレッシーな織りなどに合わせていただいてもそれぞれ味わい深い装いをお楽しみ頂けそうですね。ぜひこの機会にお手にとってご覧くださいませ。