銀座【帯3595】西陣 ひなや製 唐組袋帯
銀座【帯3595】西陣 ひなや製 唐組袋帯
飛鳥から平安期の宝物などに見られる「組」の技法を二十年もの歳月をかけて復元、帯の制作へと繋いだことで知られる伊豆蔵明彦さん率いる西陣・ひなやさんの袋帯です。こちらは檳榔子染色が近いでしょうか、黒みを帯びた深い茶から白練へのグラデーションに小さく金糸を添えて、複雑な唐組による文様が表現されたお品。帯締めなどで見られるうねるような糸の流れが帯のかたちに大きく力強く迫ってきます。しっとりとした絹糸の感触をそのまま残したしなやかな締め心地も、組みの技法ならではのものですね。御物などに遺るいにしえの布の重厚な美しさをそのまま写した典雅な一点、独特のモダンな存在感は画像のように現代の作家作品にもさらりと寄り添ってくれます。訪問着など晴れやかな装いからドレッシーな織りの着物等幅広い装いに合わせて、気品香る装いをお楽しみ下さいませ。