
銀座【帯3603】国画会 小島悳次郎作 縮緬地染名古屋帯 (畳紙付)
銀座【帯3603】国画会 小島悳次郎作 縮緬地染名古屋帯 (畳紙付)
国画会で活躍なさった型絵染の大家・小島悳次郎さんの名古屋帯です。人間国宝・芹澤けい介さんに師事、洋の東西を問わぬ芸術文化に対する深い造詣から生まれる多彩な意匠を、独特の色彩感で表現なさった小島さん。ご自身の手記を読めば、当初は友禅染に携わっておられたとのこと。型絵染に出会うことでこれほどの美しい世界が花開き、ひと目で心奪われるような作品の数々を遺してくださったことは必然とはいえ、この方を導いた見えない糸に感謝したくなってしまいますね。こちらは練色の縮緬地に葡萄茶色や芥子色、黒緑などを繋ぎながら複雑な七宝文を並べ、中央の小さな丸文にはラピスラズリやターコイズのような宝石を思わせる彩りと共に、一つ一つに栗鼠や小鳥、お家やドングリなど微笑ましいモチーフが置かれたお品。手にとり眺めるほどに引き込まれる小島さんならではの個性を存分にお楽しみいただけることと思います、紬や小紋に合わせて、心弾む秋のお出かけにいかがでしょうか。