銀座【帯3609】浦野理一作 経節紬地 型染名古屋帯 大輪の菊花文
銀座【帯3609】浦野理一作 経節紬地 型染名古屋帯 大輪の菊花文
日本各地の伝統的な染織技法やその歴史についての深い理解をもとに、吟味された素材と妥協のない仕事によって、その一つ一つを最高のかたちで再現なさった染織家・浦野理一さんの作品です。この方の着物や帯を語る際に欠かせないものが経節紬。野趣豊かな糸味が印象的な経節紬は、浦野さんの代名詞とも言える味わい深い織物ですね。こちらはその経節紬地に檜皮色と黒に近いほどに色を深めた濃藍色の二色で大胆な菊花文を表現した、型染めの名古屋帯です。大きく節立った紬地に型を置く仕事は、さぞかしご苦労が多かったことと思われますが、この紬を背景に迫力ある染めが重なる贅沢な景色は、やはり他では見られないもの。どのような着物もどっしりと支えてくれる存在感に圧倒されますね。状態の良いお品の入荷が難しくなってきている浦野さんの名作、ぜひお手に取ってご覧くださいませ。