銀座【着物2960】本場結城紬 濃藍色 切箔散らし

銀座【着物2960】本場結城紬 濃藍色 切箔散らし

黒に近いほどに色を深めた濃藍の地に、明るい藍色の亀甲絣で象った大ぶりの切箔を散らした本場結城紬です。シンプルなモチーフながら、その精緻な絣は160亀甲という細かさ。目を凝らしてようやくかたちを捉えられるかどうかの極小サイズです。画像でご覧頂けますように 4cmに18個の亀甲ということは反物幅38cm程には170個もの亀甲が入る計算になりますね。現在流通している本結城は80から100亀甲のものが殆どで、160亀甲は生産数も非常に少なく目にすることも稀な貴重なお品です。ここまで繊細な絣ですと絣括りや染め、地機織りの技術はもちろんのこと、先ずは特別に細い極上の糸を要するとのこと。骨身を惜しまぬ仕事が重ねられる本結城の全ての工程で、更に格段の手間暇がかけられた見事な一枚です。本結城独特のふんわりとした軽やかさや柔らかな風合いもやはり群を抜いており、手に触れ、肩に掛ける度にその優しさに心癒やされることと思います。お好みに合わせて帯合わせも自在。どうぞ長く大切にご愛用下さいませ。