銀座【着物3010】羽田登喜作 訪問着 水面に鴛鴦の図 (落款入) 

銀座【着物3010】羽田登喜作 訪問着 水面に鴛鴦の図 (落款入) 

明度をぐっと落とした枯草色が近いでしょうか、灰みが強い落ち着いた黄緑系の地に繊細な蒔糊を置き、花木のシルエットと共に水面に浮かぶ鴛鴦の姿が描かれた訪問着です。こちらは友禅の人間国宝・羽田登喜男さんを祖父として生まれ、幼少期から恵まれた環境で友禅に親しんで来られた羽田登喜さんの作品。羽田友禅の象徴的なモチーフである鴛鴦は、繊細な糸目友禅と美しい金銀彩で丹念に装飾されますが、今回の作品では精緻な筆はそのままに、ややシンプルに整理された姿がとてもモダンな印象ですね。洗練された景色に脈々と受け継がれる技術や感性が光る社交着の名品、色数を抑えていますので帯も合わせやすく、またお召しになる方や年齢も幅広くお楽しみ頂けることと思います。