銀座【帯3713】久呂田明功作 縮緬地染名古屋帯 霞に梅、雪持ち笹の図 (落款入 銀座越後屋扱い)

銀座【帯3713】久呂田明功作 縮緬地染名古屋帯 霞に梅、雪持ち笹の図 (落款入 銀座越後屋扱い)

やや明度を落とした葡萄色が近いでしょうか、バーガンディー系の落ち着いた紫の縮緬地に白茶の霞の場を取り、紅白の梅花や雪持ち笹が描かれた染めの名古屋帯です。白梅や雪の清らかな白、瑞々しい笹の葉の緑、そして紅梅の鮮やかな紅を効かせて表現された、心洗われるような新春の景色が印象的なお品、ほっそりとした縁取りや降り積もる雪に添えられた金彩が重厚な華を添えていますね。こちらは江戸友禅作家・久呂田明功さんの作。かつて浦野理一さんの仕事を支えたことでも知られる先代からの作風を受け継ぎ、存在感のある着物や帯を創り続けておられます。この方の染め帯は、力強い筆と個性的な色遣いによる独特の迫力があり、紋付の色無地などに合わせて頂いても遜色のない格調を備えていますね。厳寒の頃のお出かけも楽しみなものへと変えてくれる染め帯の逸品、この機会にいかがでしょうか。