銀座【着物3058】四代目上野真作 染一ッ紋 色留袖 梅鼠色 遠山風景図 (落款入)
銀座【着物3058】四代目上野真作 染一ッ紋 色留袖 梅鼠色 遠山風景図 (落款入)
京友禅の名門・上野家の四代目として活躍なさる上野真(二代目上野為二)さんの作品です。この方は友禅染の技術で初めて重要無形文化財保持者に認定された上野為二さんの作風を汲み、茶屋辻など端正な風景を中心とする精緻な糸目友禅の作品を究極の技術をもって世に出しておいでです。こちらは梅鼠色が近いでしょうか、灰みを含んだ渋めの薄紫地に松や杉などの木々が重なる遠山の風景を、極細い糸目で丹念に表現した色留袖。季節を選ぶお品ではございませんが、ゆったりと広がる緑豊かな山々にはどこか春爛漫の気配が感じられ、木々を装飾する小さな点は花のようにも見受けられますね。古典美を極めた静謐な世界が重厚な存在感を放つ名品、一ッ紋ですのでより活躍の機会も多いことと思います。この機会にどうぞお手に取ってご覧くださいませ。