銀座【着物3087】本場久米島紬 象牙色 絣文 (反端 証紙付) 

銀座【着物3087】本場久米島紬 象牙色 絣文 (反端 証紙付) 

象牙色が近いでしょうか、仄かな黄みを含んだアイボリー系の地に赤墨色のシンプルな緯絣を置いた本場久米島紬です。古来の技法そのままに図案から染め、織りまでの工程の殆どを織り手が一人でこなす久米島紬は、2004年にその技法が国の重要無形文化財に指定されています。従来は泥染めによる黒地のお品が中心でしたが、近年では染料となる植物が自生する恵まれた条件を生かし、多彩な草木染めの作品が生まれていますね。こちらも草木を染料に用いた柔らかな色が美しい一枚。漢数字の「二」を思わせるようなかたちは、こっくりとした焦茶から赤みのある薄茶へと流れる絣足が趣深く、簡素ながらとてもモダンな印象ですね。爽やかな淡彩は合わせる帯の色柄を選びません。これからの季節に映える清々しい装いをお楽しみ下さいませ。