銀座【帯3810】西陣 河村織物製 袋帯

銀座【帯3810】西陣 河村織物製 袋帯

金銀の細い平箔糸を通した練色の地に様々な色を散りばめながら、正倉院に遺る葡萄唐草文を細やかな織りで表現した袋帯です。上代裂の中でも帯の意匠としてしばしば用いられる格調高いモチーフですが、基本的には色数を抑えたものが多く、こちらのように華やかな彩りをふんだんに取り入れたお品はなかなか見かけません。この文様の新たな魅力を教えられたように思います。こちらは手織りに拘るがために、早い時期から海外での生産体制の整備や技術者の育成にも取り組み、手機ならではの質の高い帯を制作なさる西陣の名門・河村織物さんの作。晴れやかな日の装いに相応しい重みのある優雅な一点、どうぞお手に取ってご覧くださいませ。