銀座【着物3132】銀座志ま亀製 単衣小紋 楓の図 (反端付)
銀座【着物3132】銀座志ま亀製 単衣小紋 楓の図 (反端付)
僅かに彩度を上げた枯野色が近いでしょうか、ほんのりと赤みを含んだグレージュ系の地に、赤朽葉色や柳茶、葡萄茶に疋田などをのせた楓の葉をはらりと散らした単衣の小紋です。ふっくらと円みを帯びた愛らしい葉のかたち、シックでありながら地味に走らない絶妙な色遣いが印象的なお品、春から夏へ、夏から秋へと季節が移り変わりゆく頃のえもいわれぬ風情をさらりと体現してくれる、とても美しい小紋ですね。この季節の定番柄ともいえる楓をこんなにも魅力的に使いこなす手腕は、さすが銀座の名店 志ま亀さん。画像では夏を予感させる団扇の染め帯を合わせていますが、秋口にはまた帯選びが楽しみです。ぜひこの機会にご覧くださいませ。