銀座【帯3869】からむし織 八寸名古屋帯
銀座【帯3869】からむし織 八寸名古屋帯
経緯に手績みの苧麻糸を用いて手織られた、からむし織の八寸名古屋帯です。からむしの繊維を用いた糸は盛夏に欠かせない素材として様々な織りで使われていますが、現在では殆どが紡績糸のもの。比較にならない手間暇がかかるとはいえ、昔ながらの手仕事で績まれた糸はやはり身体に優しく、私たちを魅了する様々な特性を備えていますね。こちらはナチュラルな淡いベージュ色の地に所々捩り織による幾何文を配したお品。芯の入らない八寸は盛夏にはとても涼しいものですが、風を通すさっくりと優しい張り、程よく空けられた隙間に加えて、この素材だけが持つひんやりとした質感が、籠った熱をすっと逃がしてくれることと思います。無地感覚ですので合わせる着物を選ばず、夏を通して手放せない一点となりそうですね。