銀座【着物3152】草紫堂製 南部絞紫根染 着物

銀座【着物3152】草紫堂製 南部絞紫根染 着物

古くから南部地方に伝わる茜染めと紫根染めを守り続ける盛岡の工房・草紫堂さんの紫根染めの着物です。こちらの紫根染めは熟練の技術を持つ市内近辺在住の女性が一つ一つ時間をかけて手で絞り、染料としてとりわけ稀少な紫草の根を用いて繰り返し染められます。手間暇を惜しまぬ入念な作業を積み重ね、更に仕上げの後に数年間寝かせることで生まれる紫根の色は気品に満ち、静かな華やぎを湛え、私たちの心を魅了してやみません。今回のご紹介は、小さな扇形を組み合わせた幾何文様。細く残した紫のラインが網目のようにすっきりと浮かび上がる繊細なモチーフのお品。円みを帯びた描線はとても柔和な趣きがあり、着る人の清楚な女性らしさを引き立ててくれることと思います。白場が多めですので、どなたにも着こなし易い一枚、この機会にいかがでしょうか。