銀座【帯3895】山本由季作 麻地 染名古屋帯 練色 花の図

銀座【帯3895】山本由季作 麻地 染名古屋帯 練色 花の図

所々に濃い茶色が見え隠れする淡い亜麻色の麻地に、伸びやかな手描きで幻想的な花々が配された染め帯です。こちらは更紗花とのことですが、薔薇を思わせる幾重にも重なる花弁が、ほんのりと透けるような美しいブルーで水彩画のように表現された景色は、はっとするような爽やかさですね。こちらは染色作家・山本由季さんの作。自然に囲まれた宮城県の工房で制作なさる、花や虫・動物たちをモチーフとしたファンタスティックな着物や帯は、可愛らしくも力強い独特の個性で多くの方を魅了しています。動物や花々と共に暮らす山本さんの作品には、そこに生きるものたちが持つ瑞々しいいのちの輝きがさらりと映し出されており、身につける人にもその力を分けてくれるように思います。清澄な色柄が涼を運ぶ一点、しっかりと芯が入った仕立てですので、気温の上がる4月の終わり頃から夏を通してお使い頂けそうですね。