
銀座【着物3187】与那国織 ドゥタティ 単衣着物 (反端 証紙付)
銀座【着物3187】与那国織 ドゥタティ 単衣着物 (反端 証紙付)
白地に藍と黒のシンプルな格子が織り出された与那国ドゥタティの着物です。日本の最西端の島 与那国では端正な花織も織られていますが、こちらはこの上なく素朴でありながら、長くその地に暮らす人々の衣として生活とともにあった布ならではの力強い存在感を感じさせるお品、現在も祭りの衣装として島では欠かせないとのことです。綿麻の交織素材はとてもカジュアルなものですし、ギンガムチェックのような柄ゆきは機械織りの洋服地などにも見られるお馴染みのものですが、糸に負担をかけず人の手によってしっかりと織り上げられる布はやはり別格です。麻のシャリ感と木綿の柔らかさや温かみが程よく混じった布は、今の気候ですと盛夏の着物というよりは単衣の季節にちょうど良い風合いでしょうか。日常着として使われてきた布ですから、洗いを重ねて着込んでいくほどに、より優しく着る方を包んでくれることと思います。それを肌で感じることができるのはお召しになる方だけ。うらやましい限りですね。