銀座【帯3916】新垣幸子作 八重山上布 名古屋帯 (反端 証紙付)

銀座【帯3916】新垣幸子作 八重山上布 名古屋帯 (反端 証紙付)

経糸に紡績の苧麻糸・緯糸には手績みの苧麻糸を用い、草木で染め、手機で織り上げられる沖縄・石垣島の八重山上布は、宮古島の上布と共に手仕事を尽くした贅沢な夏織物として良く知られています。白上布の名の通り、かつては白地に捺染の絣着尺を中心としていましたが、現在では豊富な植物染料と手括りによる多彩な染めによって、各地の上布の中でもとりわけ瑞々しい色遣いの作品が制作されていますね。今回のご紹介は沖縄県指定無形文化財技術保持者として、また日本工芸会正会員として活躍なさる八重山上布の第一人者、新垣幸子さんの作品、ナチュラルな亜麻色の地に藍濃淡や青白橡、榛色などの淡い彩りを縞や横段に配した名古屋帯です。美しい淡彩の柔らかな調和が夏の強い陽差しに清々しく映えるお品、苧麻独特のひんやりとした手触りも心地良く、夏織物や上布などの装いを涼やかに引き締めてくれることと思います。