
銀座【着物3211】宮古上布 着物
銀座【着物3211】宮古上布 着物
苧麻を育て、細い細い糸を績み、絣を締めて琉球藍で染め上げ、乾燥に弱く切れやすい糸を宥めながら精緻な絣を手機で織り上げる…全ての工程で人の手と時間とを惜しみ無く費やした夏衣の最高峰 宮古上布の着物です。心許ないほどの薄さでありながら、程良く身体から離れてふわりと風を通す張りを備え、暑気を払うような清冽な存在感を見せてくれる極上の布ですね。こちらは独特の深い藍の地にごく小さな点のような経緯の絣で菊に向かい笹、菱文を隙間無く並べたお品。最近では段々と見かけなくなってきている伝統的な紺上布で、どこかアンティークの趣きを残すクラシックな雰囲気が印象的な一枚ですね。強い陽差しの下でより際立つ気品あふれる美しさを、ぜひこの機会にお手に取ってご覧くださいませ。