銀座【着物3215】八重山上布 淡い亜麻色 十字絣 (反端 証紙付)

銀座【着物3215】八重山上布 淡い亜麻色 十字絣 (反端 証紙付)

沖縄の石垣島で織り継がれている八重山上布は、貢納布としての歴史に磨かれた技術から生まれる爽やかな麻織物です。白地に紅露捺染の絣に代表される白上布として知られていましたが、近年は島に自生する草木を用いた色上布の復元に始まる新しい流れから、表現の幅も大きく広がっていますね。こちらはナチュラルな淡い亜麻色の地に赤みの茶で小さな十字絣を並べた着物。八重山らしいベイシックな色遣いですが、背景が白ではなく僅かな色味が加わることで新鮮な表情が生まれています。宮古上布と比べますと太めの糸遣いから生まれるカジュアルな趣きも八重山上布の魅力。さっくりとして野趣ある織り味や強めの張りは肌につかず、涼しく風を通し、厳しい暑さからも着る人を守ってくれることと思います。夏空の下でこそ輝く清々しい装いをお楽しみ下さいませ。