銀座【帯3939】蒋雪英工房製 絽 刺繍袋帯 蔓花の図
フロスティグレイが近いでしょうか、灰みを含んだ淡い緑色系の絽の地に、ごく細い絹糸による精緻な刺繍でほっそりとした蔓を伸ばす清楚な花の姿が表現された夏の袋帯です。時計草の一種でしょうか、清々しくも朗らかな花の表情が夏紬や絽の小紋などの装いを風情豊かに引き立ててくれることと思います。こちらは蘇州刺繍の第一人者として知られる蒋雪英さんの工房作。日本の和装にすっと溶け込む繊細な表現は、着物や帯などを長く手掛けてきた工房の高い技術ならではのものですね。装いに涼を運ぶ季節感豊かな一点、ぜひお手に取ってご覧くださいませ。