銀座【着物3275】本場結城紬 濃藍色 乱菊の図 (栞付) 

銀座【着物3275】本場結城紬 濃藍色 乱菊の図 (栞付) 

色を深めた暗い濃藍の地に蚊絣と亀甲絣を使い別け、一面に乱菊の図を配した本場結城紬です。無数に広がる花弁の一つ一つを象る絣は160亀甲という細かさ。目を凝らしてようやくかたちを捉えられるかどうかの極小の亀甲型が精緻な絣技でかちりと並べられています。現在流通している本結城は80から100亀甲のものが殆どで、160亀甲は生産数も非常に少なく目にすることも稀な貴重なお品ですね。ここまで繊細な絣ですと絣括りや染め、地機織りの技術はもちろんのこと、先ずは特別に細い極上の糸を要するとのこと。骨身を惜しまぬ仕事が重ねられる本結城の全ての工程で、更に格段の手間暇がかけられた見事な一枚です。本結城独特のふんわりとした軽やかさや柔らかな風合いもやはり群を抜いており、手に触れ、肩に掛ける度にその優しさに心癒やされることと思います。これだけの絣で隙間無く埋め尽くされた総柄のお品は今後生産も難しく、ご紹介も限られます。ぜひこの機会にご覧くださいませ。