
銀座【着物3292】日本工芸会正会員 秋山眞和作 綾の手紬 花織 着物(反端付)
銀座【着物3292】日本工芸会正会員 秋山眞和作 綾の手紬 花織 着物(反端付)
清らかな水や豊かな植生など自然に恵まれた宮崎県綾町にて、綾の手紬染織工房を主宰なさる日本工芸会正会員 秋山眞和さんの着物です。こちらは沖縄の染織に造詣の深い秋山さんならではの一枚。灰青や薄雲鼠、青白橡などブルーからグリーン、グレイにかけての透明感のある淡彩による不規則な細縞、その繊細なグラデーションに精緻な花織が重ねられています。複雑な織りから生まれる光沢や陰影によって、揺らめくような色彩が一層の輝きを放つ、実に美しい作品ですね。灰汁醗酵建てによる藍染め、貝紫や草木などの天然染料による贅沢な染め、小石丸の養蚕から始まる糸づくりなど、一切の妥協を許さないこの方の誠実で丁寧なお仕事は、色柄にのみならず、驚くほど軽やかな着心地にも映し出されています。織りの着物の範疇ではありますが、洗練を極めた景色から香る気品ある華やぎは、帯次第ではカジュアルなパーティなどでも清々しく映えることと思います。極上の糸と染めから生まれた逸品、ぜひお手に取ってご覧くださいませ。