銀座【着物3307】本塩澤 黒鳶色 幾何文   

銀座【着物3307】本塩澤 黒鳶色 幾何文   

黒鳶色が近いでしょうか。紫みと茶みが溶け合うシックな濃色に精緻な蚊絣を置き、不規則な幾何文を表現した本塩澤の着物です。塩沢御召の名でも親しまれている本塩沢は、緯糸に強い撚りをかけることで独特のしゃり感を生み出すシボを創ります。程良い張りを備え、さらっとして捌きの良い布味は着心地の良さでも広く知られており、ご愛用の方も多いことと思います。現在では本塩沢と呼ばれる織物は手のかかる経緯絣から離れ、伝統的工芸品に指定されるものは殆ど見かけなくなってしまいましたが、今回のご紹介は、右撚りと左撚りの強撚糸を使い別けながら精緻な絣合わせをする、という手仕事による複雑な工程を経た質の高いお品。モダンでシャープな印象のモチーフはシンプルながらとても洗練されており、帯の背景としても万能ですね。ぜひお手元でご覧くださいませ。